肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、健康な肌なら気にならない、気温の変化や雑菌などにも過敏に反応するようになります。雑菌によって炎症を起こしたものがニキビになります。乾燥とニキビは真逆のように思えますが、実は乾燥ニキビは多いのです。
また、乾燥によって肌に「折り目」がつきやすくシワになり、紫外線の刺激によってシミもできます。こうしたトラブルにお悩みなら、乾燥肌対策をしなければなりません。まさに、乾燥は肌トラブルの元です。
実は誤解しがちな乾燥肌の原因とは?
肌の乾燥の原因は保湿力の低下です。水分をキープする力が弱まっているため、化粧水をたっぷりつけてもすぐに蒸発します。クレンジングや洗顔のしすぎも乾燥の原因となります。洗浄力の強いクレンジング剤で、長時間こすると肌の皮脂まで奪われます。洗顔も同様に、入念に洗いすぎると必要な成分まで洗い流して乾燥をすすめてしまいます。
マッサージも、こすることによる摩擦は肌にとって刺激になります。皮膚が、そうしたダメージを受けると非常事態と判断し、角質細胞を増殖させます。未熟な角質なので、バリア機能が十分でなく、乾燥肌が改善しない、悪循環に陥ります。
肌をきれいにするために、頑張ってケアしているのに乾燥によるトラブルがある場合は、スキンケアを見直す必要があります。洗いすぎていないか、こすり過ぎていないか、そもそも今使用している化粧品で合っているのか、など根本から見直してみましょう。水分をしっかりと保っている肌は、外的刺激に強くなり、ターンオーバーが正常で健康な肌と言えます。乾燥しているときと、十分うるおっているときでは、肌の状態が全く違うので、保湿ケアは大変重要です。
乾燥肌の改善のために!
乾燥肌の改善には、自分の肌に合ったもので、どのような症状を改善したいのか、を考えたうえで、効果的な成分が配合されている化粧品を選ぶことが大切です。
皮膚科学の進歩により、これまでの保湿方法が間違っていた、ということもわかってきています。乾燥肌の改善に有効な成分も開発されているので、ぜひ最新の情報を活用してください。
乾燥によるメイクのりの悪さ、カサカサ、キメの乱れなどが解消されれば、気分も良くなります。老化にも深く関係しているので、早めの対策が必要です。
肌の内側から、本当の意味で「うるおっている」肌になるために、有効な成分がたくさんあります。それらを積極的に活用して、肌質改善に努めましょう。うるおった肌は刺激にも強くなるので、健康な肌の好循環が生まれます。