肌にシミができると、たとえ小さなシミであっても美肌を目指す人にとっては、とても気分が暗くなってしまうのではないでしょうか。シミの予防、またはできてしまったシミを薄くしていくためには、継続的な美白ケアが大切です。そして、美白ケアを行うためには、シミの改善や抑制に働く成分が含まれた化粧品を毎日のスキンケアに使うことがポイントになります。そこで、シミに悩まされない肌を実現するために使う美白化粧品の選び方をご紹介しましょう。
「美白」とは何かを知ろう
化粧品売場などにたくさん並んでいる化粧品の中には、「美白」という言葉が使われたものとそうでないものがあります。明るい肌を目指したい時は「美白」を目印に化粧品選びをしている人も多いでしょう。この「美白」という言葉は厚生労働省が認めた製品にのみ使うことが許されており、医薬部外品や薬用という言葉を用いて宣伝や商品説明をすることが認められているのです。そして、承認を受けることで薬機法を守った商品を販売していることになります。ちなみに薬機法とは、以前薬事法と呼ばれていた法律が一部改正され、医療機器についても定めた内容になり法律名が変更されました。
厚生労働省が認める成分とは?
「美白」と言える化粧品にするためには、厚生労働省が認める成分を配合する必要がありますが、その種類の数は20を超えます。そして、認可を受けることができれば、美白の定義である、「メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ」や「日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ」と謳えることができ、政府によって認められた製品ということになります。ただし、成分の働きには個人差や製品による含有量に差があるので、化粧品ではなく医療の場面で使われる時には、医師の診断の元で処置が行われます。厚生労働省が認める美白成分の一部には、ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・プラセンタエキス・ルシノール・アルブチン・リノール酸・カモミラETなどがあり、これらを使った化粧品かどうかを成分表示で確認できればより確かな美白ケアをすることが期待できるでしょう。
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トーンアップやブライトニングも
美白という言葉は、厚生労働省の承認を得なければ使うことはできませんが、日々シミケアについての研究は進められていることから、新たな成分は次々と登場しており、今後もさらに増えていくでしょう。そのため、政府の認可ではないが肌の明るさアップには役立つ成分も存在しているのです。その場合、「美白」という言葉ではなく「トーンアップ」「ブライトニング」「クリア」などといった肌の明るさや輝きを期待させる言葉を使って説明されています。薬用美白化粧品のように、メラニンの生成を抑制してシミを防ぐものもあれば、ピーリング作用によってシミを次第に薄くしていく働きが期待されるものもあり、中には認可されている成分よりもシミに対する働きでは、より期待できる場合もあるのです。
シミを予防して肌を明るく
シミを予防する目的で美白化粧品を選ぶのなら、厚生労働省の認可を受けている医薬部外品や薬用の美白化粧品を使うことをおすすめします。パッケージや商品名に、美白・医薬部外品・薬用という言葉があれば該当するので、店頭でも探しやすいでしょう。ビタミンC誘導体やアルブチンなどは、シミの元となるメラニンの発生に関する酵素などを抑制する働きを持つものが多く、その抑制作用によりシミを予防します。あくまでシミをできにくくすることを目的とした化粧品のため、すでに気になるシミができてしまっている時は悪化を防ぐ働きには役立つものの、シミを薄くする作用については期待がもてないかもしれません。
できてしまったシミを薄くする
気になるシミがすでにできてしまった場合は、認可のある美白化粧品以外で対処する方法があります。美白という言葉が使われていない化粧品で、肌の古くなった角質を優しく落とす働きのあるものや、新しい皮膚細胞への生まれ変わりを促進する働きを持つ成分が使われた商品が多く登場しているのです。その中から例えば、ピーリングと肌のターンオーバーを促進する働きを謳った化粧品を選んで使うと、色素沈着した古い角質を少しずつ落とし新しい細胞に生まれ変わらせることになるので、この働きにより、できてしまったシミの改善に役立つ可能性があります。
注目の成分「フラーレン」でシミ対策
厚生労働省の認可は受けていないものの、美白作用に期待が高い成分として注目されているのが「フラーレン」です。紫外線をたくさん浴びると活性酸素が発生しシミを引き起こす原因となりますが、フラーレンは活性酸素を吸着させて肌細胞の新陳代謝と共に外へ出すという働きを持っているのです。例えるなら、フラーレンはスポンジのような性質で、人体にとって有害な物質である活性酸素を吸いこんで無害化します。活性酸素を無害化する点ではビタミンCなどもその働きを持っていますが、作用時に活性酸素が出てしまうので、全く無害に美白ケアというわけにはいかないのです。
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しかし、ビタミンCを使った美白化粧品にフラーレンが配合されていれば、ビタミンCから活性酸素が出されたとしても吸着し無害化できるでしょう。それにフラーレンはビタミンCのように活性酸素を無害化し消えるのではなく、そのまま肌に残り続けるので安定して働きを継続することができる点も大きな特徴です。紫外線を浴びる時間の長い春から夏こそ、安定して活性酸素を吸着しシミを予防する働きをもつフラーレン配合の化粧品を使った方がよいのではないでしょうか。また、保湿にもフラーレンは役立つことから、秋冬の使用もおすすめなので一年中を通し、フラーレン配合の化粧品はシミ対策に役立つと言えます。
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肌に合うかどうかを確かめてから使う
美白化粧品などシミ対策のために使う化粧品を継続して使う時は、自分の肌に合っているかどうか確かめた上で続けましょう。美白化粧品は厚生労働省の認可があるからといって、まったく異常が起きないとは限りません。体質やその時の体調によって、それまで反応しなかった成分でも敏感になってしまうことがあるからです。シミ対策化粧品などでは、商品によってまとめ買いが得であったり、セット購入で安くなったりという特典があったりします。しかし、一度サンプルや少なめの製品で使用感を確かめてからまとめ買いすると安心です。化粧品は使用してしまうと返品できない場合が多いので、無駄な出費や肌のトラブルを起こさないためにも、肌に合うかどうかを確認してからまとめて購入し使い続けることが大切といえます。
どのような化粧品を使うかは、「シミを予防したい」のか「できてしまったシミを改善したい」のかで変わってくるでしょう。その場合、シミ予防には厚生労働省の認可成分が含まれた美白化粧品を選び、できてしまったシミを薄くしたい時には、美白化粧品で悪化を予防する他に、認可外の成分でもシミ改善に役立つと期待されるものが配合された化粧品を取り入れることです。目的にあわせた化粧品選びをすることで、気になるシミ対策を上手に行うことができます。そして、どの場合においても大切なことは、自分の肌に合った化粧品を継続して使うことで、万が一異常が起きた時には使用をやめて医師に相談するように心がけておくことも必要でしょう。
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