ニキビの原因の一つである油分を控え正しいスキンケアを

ニキビができる原因はいろいろです。その原因の一つは油分と言われています。脂性肌の人はニキビができやすいと言われているのもそのせいです。ニキビができる原因と正しいスキンケア対策について知っておきましょう。

ニキビができる原因は?

ニキビの原因は皮脂、と言われますが、皮脂があるだけではニキビはできません。皮脂が多くても、毛穴に詰まらなければニキビが発生することはありません。乾燥肌であっても、皮脂が毛穴に溜まってしまえばニキビができてしまいます。ニキビができる原因の一つは皮脂の分泌が過剰になり、毛穴に詰まることです。

皮脂は皮膚にはあるもので、それをキレイに取り除くことはできませんし、肌には必要なものです。しかし、過剰に分泌されると毛穴に皮脂が詰まり、ニキビができやすくなります。皮脂が過剰に増える原因として、一つはホルモンバランスの乱れがあります。ホルモンバランスが乱れる理由は、ストレスや睡眠不足、黄体ホルモンなどが関係しています。ストレスを感じると男性ホルモンが分泌されるため、皮脂が過剰に分泌されます、睡眠不足は交感神経を優位にし、やはり男性ホルモンの分泌を促します。また、女性は生理前になるとニキビができやすくなります。それは黄体ホルモンが多く分泌されるためです。

また、動物性脂肪や糖分の摂り過ぎやビタミン不足などによっても、皮脂が過剰に分泌されることがあります。特にビタミンB2とB6は皮脂分泌のコントロールをする作用がありますので、不足することで皮脂の分泌が過剰になるのです。

また、古い角質が肌に溜まってしまい、角質が厚くなることもニキビの原因になります。角質が厚くなる理由としては、間違ったスキンケアがあります。洗顔のしすぎや洗浄力の強い洗顔料やクレンジング料を使っていると、肌のバリア機能が低下し新陳代謝が乱れ、角質が剥がれず、溜まってしまうのです。また紫外線も原因の一つ。紫外線による活性酸素が新陳代謝を乱すことで、角質が厚くなってしまいます。さらに、ファンデーションやベースメイクなどが毛穴に入り込み、それが毛穴に蓄積することも毛穴の詰まりが起こり、ニキビになってしまうことがあります。

毛穴に皮脂を溜めないスキンケア

ニキビ対策としては、毛穴に皮脂を溜めないようにすることが大事です。スキンケアではどのような点に注意すればよいのか、紹介しましょう。一つはオイルクレンジングは避けた方がいい、ということです。オイルクレンジングは洗浄力が強く、毛穴の汚れもキレイにしてくれる、メイクの汚れも落としてくれる、といったメリットはありますが、その一方で肌を乾燥させてしまいます。肌を乾燥させてしまうと、皮脂が過剰に分泌されてしまい、ニキビができやすくなりますし、ニキビができている場合は、症状を悪化させてしまう可能性があります。また、皮脂が過剰に分泌されている肌にオイルクレンジングを使うと、ニキビができやすくなります。できるだけ油分の少ないクレンジング料を選ぶようにしましょう。

洗顔のし過ぎは必要な皮脂まで取り除いてしまうので、過剰に洗顔をしないようにしましょう。強い洗浄力のある洗顔料も控えた方いいでしょう。肌の乾燥は角質を厚くしてしまい、毛穴の詰まりにつながります。洗顔料に含まれる成分としておススメなのが、マリンシルトです。

マリンシルトは沖縄の海底にある泥です。マリンシルトには豊富なミネラルが含まれていて、イオンを発生します。そのイオンは毛穴の中にある汚れや皮脂を吸着してくれるのです。粒子が非常に細かいため、毛穴の汚れもキレイに取り除いてくれます。吸着力が高くても、肌に低刺激で負担がかからないのもおススメの理由です。マリンシルトはパックなども効果的と言われています。ただし、マリンシルトは吸着力が強いので、肌に長時間つけているのは肌への負担となります。乾燥の原因ともなるので、長い時間洗顔をする、パックをする、ということは避けるようにしましょう。毛穴の汚れをキレイに取り去ることができるスキンケアで、ニキビ予防をしましょう。

また、フラーレンという成分があります。フラーレンは抗酸化作用の高い成分です。紫外線を浴びることで発生する活性酸素は、肌老化を引き起こし、肌のターンオーバーの乱れにつながります。ターンオーバーが乱れると、剥がれ落ちるはずの角質がそのまま皮膚表面に残り、角質が厚くなっていきます。厚くなった角質は毛穴の詰まりになり、ニキビを発症させるのです。フラーレンの抗酸化力はビタミンCの170倍とも言われています。そのパワーで活性酸素を抑制することができれば、肌の老化を遅れさせることができるのです。また、フラーレンは効果の持続時間が長く、数多くの活性酸素に対応できるというのもメリットです。さらにフラーレンは毛穴の面積を縮小してくれる働きがあると言われています。保湿効果もあると言われていますので、乾燥対策にもなります。スペシャルケアとしてピーリングをするのもおススメです。ピーリングは古くなった角質を取り除いてくれるケアです。定期的に行うことで、ターンオーバーを促し、角質は正常に剥がれ落ちるようになるので、毛穴に角質が詰まることもなくなるでしょう。

油分に抵抗があっても保湿ケアは大事

ピーリングをはじめ、ニキビ対策に必要なケアはいろいろありますが、中でも保湿が重要です。ニキビができていたり、脂性肌だったりすると、油分の多い保湿クリームや保湿美容液などを控えてしまうことがありますが、保湿をしないと肌が乾燥してしまいます。肌が乾燥すれば皮脂が過剰に分泌され、毛穴に詰まることでニキビができやすくなります。肌を乾燥させないためにも、保湿をしっかりしましょう。

保湿美容液や保湿クリームは油分が心配、という人もいるでしょう。確かに、肌に油分を与えてしまうとアクネ菌の栄養になり、ニキビやできやすくなってしまいますので、油分の少ないスキンケアアイテムを選ぶといいでしょう。ただし、美容液やクリームにはたいてい油分が配合されています。それでもつけすぎなければ大丈夫です。また、クリームは油分が多いものが多いので、美容液を使うといいでしょう。通常であれば、乳液とクリーム、美容液を使うところですが、どれも油分が多いので、美容液だけにしてもいいでしょう。

肌が乾燥するからといって油分を与える必要はありません。肌の乾燥対策には水分補給と保湿です。保湿成分がしっかり配合された美容液を使いましょう。乾燥対策に効果的と言われているのはセラミドです。セラミドは細胞間脂質の一つで、保水力が高く、肌の保湿において非常に重要な成分です。高い保湿効果を期待するなら、セラミド配合の美容液を選ぶといいでしょう。ただし、あまり低額のものにはセラミドがわずかしか配合されていない、という場合もあるので注意しましょう。

脂性肌の人や皮脂が過剰に分泌されている場合、洗顔やクレンジングを過剰にしてしまうことがあります。もちろん、毛穴に皮脂が詰まってしまうとニキビの原因になるので、しっかり落とすことは大事ですが、過剰に洗顔をしてしまうと肌が乾燥して皮脂の分泌が増えてしまいます。洗顔は適度に、洗浄力の強い洗顔料は控えるようにしましょう。また、毛穴汚れをキレイにする成分の化粧品を使用する、角質ケアをするなど、毛穴に皮脂や汚れを詰まらせないスキンケアをすることが大事です。

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