古い角質がシワの原因!?ピーリングを正しく行い徹底的な対策を!

シワができる原因には、肌に古い角質がたまって化粧品が浸透しなくなり、乾燥するというものがあります。気になるシワを解決する方法のひとつとして、ピーリングが有効です。この古い角質をピーリングで除去することで、シワの改善が見込めるのです。ピーリングの方法や、ピーリング後のスキンケアに有効な美容成分を紹介していきます。

古い角質がたまるのはターンオーバーが乱れているから

肌にシワができてしまう原因として、古い角質がはがれ落ちずにたまってしまうというものがあります。これは、肌のターンオーバーが正常に行われていないためです。ターンオーバーとは、肌を構成する表皮の細胞が新しく生まれ、時間をかけて古い細胞が自然にはがれ落ちるサイクルのことを指します。このサイクルによって肌の細胞は常に新しい状態を保てるのです。

新しい細胞は表皮の一番下の層・基底層で生まれ、その上の有棘層、さらに上の顆粒層へと形を変えながら押し上げられ、最終的に一番表面の角質層で角質となります。そして、古い角質は垢となってはがれ落ちるのが通常です。しかし、ターンオーバーが乱れてサイクルが遅れてしまうと、はがれ落ちるべき角質がそのまま肌に残ってしまいます。これにより、肌は固くごわつきがちになるのです。さらに、化粧水などの成分も肌に浸透しにくくなります。結果、乾燥を招いてシワとなってしまうわけです。ピーリングは、古くなった角質を取り除くことで肌を新しくし、ターンオーバーを促進させる効果があるといわれています。

ピーリングの正しい方法とは?

ピーリングは、肌のターンオーバーを促すのに有効な方法ですが、正しいやり方で行わなければ逆に肌を傷つけてしまうことになります。市販されているピーリング剤は比較的肌に優しい処方になっていますが、毎日行うと過剰に角質を取り除いてしまい、ヒリヒリしたり赤くなったりなどのトラブルを起こしかねません。だいたい週に1回くらいのペースで行うのが目安です。

ピーリングジェルやせっけんは、古い角質を溶かして洗い流すタイプのものです。これらを使うときは、肌につけてからすぐに流すのではなく、しばらく置いておくのがポイントです。その間に古い角質が溶け出し、きれいに洗い流すことができます。またピーリングは朝ではなく夜に行うのがいいでしょう。寝ている間にターンオーバーが進められ、朝にはつるんとした肌を実感できるはずです。また、ピーリングで刺激を受けた肌を休ませることにもなります。

そして、ピーリングを行った後は保湿をしっかり行うのが大切です。ピーリングは肌表面の角質を取り除きますから、行った後は肌のバリア機能が不安定になっています。古い角質がなくなった状態でしっかりと保湿成分を浸透させ、与えたうるおいが逃げないように乳液やクリームでフタをしてあげるようにしましょう。その他、敏感肌の人はピーリング剤の刺激が強すぎて使えない場合もあります。ピーリング剤を選ぶときは、低刺激性で肌に優しいものを選ぶようにします。

ピーリングした後はアロエベラ葉エキスでしっかり保湿

角質をはがし、不安定な状態になっている肌をしっかり保湿するには、アロエベラ葉エキスを配合した化粧品がおすすめです。アロエベラ葉エキスには高い保湿効果があり、ピーリング後はその成分がどんどん肌に浸透してくれます。また、刺激を受けた肌を鎮静化する作用も期待できますから、ピーリング後はじっくりと肌になじませるようにしましょう。

古い角質が取り除かれた後の肌は、美容成分が浸透しやすくなっていますから、アロエベラ葉エキスの有効成分が肌によくいきわたるようになります。しっかり保湿ができれば、ターンオーバーも活性化してシワを少しずつ改善していけるでしょう。

アルガンオイルでピーリング後の肌を守る

肌のバリア機能をサポートする働きがあるといわれているアルガンオイルは、ピーリング後の肌を優しく守ってくれます。アルガンオイルに含まれるリノール酸は、角質層の細胞間脂質を構成している成分のひとつです。古い角質層を取り除いて一時的に肌のバリアが崩れた状態になっていても、肌をコーティングしてバリア機能の回復に一役買ってくれます。

また、アルガンオイルに含まれているビタミンEやカロテンにも注目です。肌の中で抗酸化作用を発揮し、活性酸素を除去して新しい細胞を作る助けとなります。ピーリング後はこれらの成分も浸透しやすいですから、より高い効果が期待できるというわけです。こうした効果でターンオーバーを正常に導いてくれます。

フラーレンの抗酸化作用をより有効に

炭素のみが集まってできた物質・フラーレンは、抗酸化作用が非常に高い成分です。その抗酸化力はビタミンCの約170倍であるほか、分子の安定性が高く、肌に浸透した後もその効果を長く発揮してくれるものなのです。肌の酸化を引き起こす活性酸素は、基底層で細胞が生まれる働きを弱めてしまい、ターンオーバーを遅らせる原因となります。その結果、古い角質もどんどんたまっていくようになるのです。フラーレンの抗酸化作用によって、肌のターンオーバーが活性化し、健康な肌に導くことができます。

ここにピーリングを合わせると、古い角質が取り除かれるためフラーレンが浸透しやすく、効果をより高めることが期待できます。ピーリング後のスキンケアとしてフラーレン配合のものを使うと、新しい状態の肌を長くキープすることにつながるでしょう。

ファーメンテージ・シャルドネBはピーリングにも使うAHAが豊富

高級な白ワインの材料となるブドウの品種・シャルドネの果汁を発酵させたファーメンテージ・シャルドネBには、ピーリングでも広く使用されるAHA(α-ヒドロキシ酸)が多く含まれています。つまり、ファーメンテージ・シャルドネBを配合した化粧品は、ピーリング効果が期待できるということです。

ファーメンテージ・シャルドネBは、ふきとり用化粧水やクレンジング剤などに用いられることが多く、古い角質を柔らかくして取り除いてくれます。フルーツ由来でピーリング成分の中でもマイルドな作用を持つAHAを用いますから、肌への刺激が心配な人でも安心です。ピーリングを初めて行う人にもおすすめです。さらに保湿作用もありますから、ピーリング後にも肌にうるおいを残すことができます。

マトリキシルの効果で肌に弾力をもたらしシワ改善

古い角質がたまった肌はごわついて固くなりがちです。ピーリングで古い角質を取り除けますが、マトリキシルをアフターケアに使用すれば、さらに弾力のある肌になってシワの悩みも解決できるでしょう。数あるアミノ酸のひとつ(パルミトイルペンタペプチド-4)であるマトリキシルは、素粒子の状態ですから肌に浸透しやすく、表皮のさらに奥にある真皮の線維芽細胞に働きかけるといわれています。

マトリキシルは、線維芽細胞の働きを活性化し、真皮を構成するコラーゲンやエラスチンといったタンパク質、さらにヒアルロン酸などの基質を新しく作り出すことができるのです。ここにさらにピーリングを組み合わせれば、固くなっていた角質が取れるだけではなく、肌の内側からの弾力が戻ってきてシワ改善の効果がさらに高まるといえます。

古くなった角質を取り除き、新しい肌になるサポートをするのがピーリングです。このピーリングと、美容成分が配合された化粧品でのスキンケアを一緒に行えば、シワ改善の相乗効果が期待できるのです。今回紹介した美容成分は、いずれもピーリングの後、もしくはピーリング自体に高い効果を発揮するもの。古い角質をしっかり除去して、美容成分の効果をさらにアップさせましょう。

在籍年数 19年 本社勤務 40代半ばも過ぎ、笑いジワも気になりますが、笑うことは健康に何よりも大切なので、気にせず笑うことにしています笑 お料理も好きで、お酒に合う食べ物、カラダに良い食べ物、日々研究中です。

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